日本語の連濁は、長い間国語学界の謎とされてきた
by iwaoka3
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連濁と文法 
 連濁を考えるうえで、文法・特に名詞か動詞かという区別がとても大切な要因である。
連濁にはいる前にまず、名詞と動詞について考えたい。
 
一、名詞と動詞の区別  我々は日常、動詞と名詞の区別を意識していない。しかし、実際には無意識のうちに動詞と名詞の区別をしている。それは丁寧の助動詞「です」と「ます」の使い分けを見れば明らかである。
「です」は名詞の後ろに使い、「ます」は動詞の後ろに使う。
ご飯です」「ご飯を食べます」
「今日は仕事です」「仕事をます」 
「これは千円です」「千円払います」 
このように名詞の後ろにはデス、動詞(連用形)の後ろにはマスを使い分けて間違うことはない。
これは個人個人が誰でも、動詞と名詞を明確に区別しているからである。
しかし、次の例は動詞に「です」と「ます」が使われているようにみえる。
「今、会社の帰りです」「これから帰ります」 
「駅までは歩きです」「駅まで歩きます」 
「温室育ちです」「温室で育ちます」 
「アパートではなく一戸建てです」「家を建てます」 
これらの「帰り 歩き 育ち 建て」の形は動詞連用形である。
しかし、意味上の働きは名詞と動詞に分かれる。
「車のハンドルには遊びが必要である」 「が必要である」
「独り暮しはゴミ捨てが面倒だ」    「掃除が面倒だ」
育ちがいい」            「がいい」
「私の思いが通じた」         「が通じた」
「遊び 捨て 育ち 思い」はすぐ後ろに格助詞(名詞や代名詞につく)がくる。
「金 掃除 品 心」と同じように名詞である。
動詞の場合は「外で遊びます」「遊び呆ける」「ゴミ箱に捨てましょう」「捨て去る」のように、すぐ後ろに格助詞はこない。動詞や助動詞の終止形がくる。

例文の「帰り・帰る 歩き・歩く 育ち・育つ 建て・建てる」をみると、「帰り 歩き 育ち 建て」は名詞で、「帰る 歩く 育つ 建てる」は動詞である。
この名詞と動詞の意味の違いを日本人は理解している。
この連用形は「帰る事・歩く事・育つ事・建てる事」等、事を表す意味上の名詞である。
動詞連用形の場合にも「です」と「ます」で、名詞と動詞をきちんと使い分けている。
このように、動詞連用形は名詞でもある。意味も名詞としての事柄だけを表し、この場合は動詞としての動きや作用の判断を表さない。これを「連用形名詞」と名付けることにする。
我々は文法を一人一人頭の中に持っていて、名詞か動詞かを実は自分で区別している。きちんと分かっているけれど、それを説明出来ないだけである。それを本によって学習すると面倒臭くなり嫌いになる。「文法は一向に分からないけれど、日本語喋るにゃ困らない」ということである。
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by iwaoka3 | 2009-10-15 10:38