日本語の連濁は、長い間国語学界の謎とされてきた
by iwaoka3
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 漢語と連濁  はじめに
      
 我々は日常、和語と漢語の区別はあまり意識していない。和語とは、漢字が入ってくる前から日本で使われていた大和言葉で、漢字の訓読みに当たる。漢語は中国から漢字と共に入ってきた言葉のことで、漢字の音読みに当たる。
日本語とは、今の日本で普通に使われている言葉を意味する。
和語と漢語に漢語以外の外来語が多少混じり合った言葉である。
今では「気」が漢語であると気付く日本人は少ない。
漢語が日本に入ってきてから千数百年も経っている。現在の日本では、よく使われる漢語が外来語であるという意識はなくなっている。
漢語と連濁を考える前に、漢字と漢語が日本に入ってきてどのように扱われたか、簡単に見ておきたい。

漢語の導入  
 日本は古くから中国や朝鮮と交流があり、多くの進んだ文明を取り入れた。それと共に、進んだ技術や知識を持った人々がやってきて九州や大和に住みついた。 
漢字は仏教の経論と共に、六世紀中頃(538年又は552年)百済から日本に入ってきた。
しかし、すぐに大和言葉を漢字で書き表すことはできなかったので、最初は漢文をそのまま用いていた。
長年権力争いで混乱していたこの国が、聖徳太子の時代になって初めて、憲法を制定(604年)した。
そして、天皇を頂点とする中央集権国家が生まれようとしていた。外国に対しても日本という統一国家を形作る必要があった。
「日本」という国名が使われるようになったのもこの頃で、遣隋使として小野妹子が派遣された。
それとともに仏教を取り入れて、多くの寺院(四天王寺・法隆寺等)を建立し、天皇の権威を誇示した。
一つの国として中央集権を維持するのにも外交にも、文字が不可欠である。
憲法も文字にして初めて、全国に行きわたらせることができる。
その頃の学問とは漢語・漢文を読み書きすることから始まった。
それまで日本には文字がなかったのだから、書物もない。
「学ぶ」とは、真似てするということであった。
自ら考えたり作り出すのではなく、進んだものや考えを真似ることであった。
中国から入ってきた書物を書き写し、それを読むことがまず必要であった。
外国の書物を読みこなすのには時間がかかった。
中国・韓国から政治制度や都市計画・仏教・建築等と共に、多くの考えや品物等それまでになかった文明や文化も入ってきた。しかし、新しい文明や文化に対応する和語がなかった。
そこで、和語で補えない多くの言葉は、漢語をそのまま取り入れた。
これは今の日本で、新しい技術に関する言葉、特にコンピュータ用語は英語等カタカナ語が用いられているのと同じである。
二十世紀末にも、我々はコンピュータや通信技術の発達によって、世の中が急激に変化したことを目のあたりにした。
飛鳥時代に、それまで日本にはなかった文字で大和言葉を書くことができるという、一大文化的革命がおこった。
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by iwaoka3 | 2012-08-19 11:26